ロチェスター工科大学(RIT)は1829年に創立されたアメリカ流のプラグマティズムに基づく実学指向の工学系名門大学です。全米でいち早くIT学科を設置(1991年)したことでも知られています。本学科では,日本にいながらにしてRITの大学院修士課程科目を日本語で履修し,同時に英語での集中講義を受けることもできます。KCG入学後1年半でRIT大学院に正規留学し,残りの科目を米国で学んで修士号取得を目指します。単位互換によりKCGの専門士号も取得できます。
本学科では,RIT大学院の情報技術(IT)専攻,ソフトウェア開発管理(SDM)専攻への編入を目指します。IT専攻は,コンピュータに関する幅広い知識と,ビジネスなどあらゆる分野における高度なITの活用法を学ぶ専攻です。SDM専攻は高度なプログラミング技術の修得に主眼を置き,ソフトウェア開発者・研究者などコンピュータ分野の未来を切り拓く人材を育成します。
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1998年の設置以来,多くの学生がRITで修士号を取得しました。修士号取得者は日米両国で就職活動ができ,グローバルな大企業などで国際派のIT技術者,ソフトウェア開発技術者として活躍しています。また,留学をせずに本学科で専門士号を取得して就職することも可能です。
大学生活も終わりに近づいてきた頃,KCGにRIT大学院への進学コースができたことを知り,これだ!と思いました。RITは以前から知っていましたし,語学力とコンピュータ技術を修得することは将来的にも有利になるだろうと思い,入学を決めました。
RITに留学してからは,ネットワーク関連の授業が面白かったですね。RITにはすごく大きなコンピュータラボがあって数十台のコンピュータのネットワーク配線や設定を行っていくのですが,こうした実習を行える施設は日本にはなかなか無いので,非常に価値がありました。私の進学したIT専攻の研究テーマは「どのようにコンピュータシステムを使うか」ということで,人間の活動全般が研究・学習対象になり,そこにコンピュータが入ってくるという感じでした。大学での専門が文系の人も理系の人も関係なく学習できるコースです。実際,僕もワープロ程度の経験しかなく,コンピュータに関してはKCGで基礎の基礎から勉強しました。
KCGから留学したことでいちばん有利だったのは,GREを受ける必要が無かったということですね。これはアメリカの大学院に入学するために必要なテストで,ネイティブ以外には非常に難しいものなのですが,KCGで情報処理の基礎をマスターすることで免除されるんです。また,語学をマスターする前から,専門科目の単位を取ることができるのも大きなメリットです。留学に向けて少々不安もありましたが,KCGにはRIT出身の先生方も多く,RITの副学長をはじめ教授との交流もあり,留学前からいろいろな情報を得ることができたので,安心して勉強できました。留学してからも,僕がKCGから来ているということで,RITのスタッフの方が非常にしっかりとした対応をしてくださいました。
就職が決まったきっかけは,10月半ばにボストンで行われた日本人留学生対象のJobFair(就職セミナー)です。そこには,日本企業や日本に支社のある外資系企業が100社以上も集まっていました。その日のうちに2回面接があって,翌日には内定をいただくことができました。もちろん企業によるとは思いますが,こんなにすんなり決まったのはラッキーでしたね。ITを専攻しているということでどの企業も興味を示してくれたことが最大のアドバンテージだったと思います。