携帯電話や多くの電化製品では,マイクロコンピュータ(マイコン)が機器を制御しています。このような制御システムを「エンベデッドシステム」あるいは「組込みシステム」といいます。現在,これらのシステムを開発する制御系のエンジニアが,大量に不足しています。
本学科の3年間のカリキュラムは,ハードウェア・ソフトウェア両面にわたる技術を理論的,実践的に学べ,一般の4年制大学の工学系学部に匹敵します。3年次のゼミナールでは,実用レベルの組込みシステムの開発や,自律型二足歩行ロボットの開発に取り組み,制御系エンジニアなどハード・ソフト両面に精通したコンピュータ技術者を育成します。
本学科は1977年の設置以来,多くの優秀なエンジニアを輩出してきた伝統と実績があります。カリキュラムは実社会に直結した内容で構成され,初心者でも無理なく段階的に技術を修得し,卒業時にはプロフェッショナルレベルにまで到達できるよう配慮しています。ユビキタス社会の到来により,活躍の舞台は,限りなく広がっています。
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機械工学(メカニクス)と電子工学(エレクトロニクス)の融合であるメカトロニクスは,カメラ,自動車,電化製品,医療機器などさまざまな分野で製品を電子化し,より使いやすく,高機能なものにしてきました。メカトロニクスエンジニアはハード・ソフト両面にわたる豊富な知識を活かし,製品の設計や開発プロジェクトの管理を行います。

僕は,2年生になってから友達の勧めで制御通信部(CINCS)に入部し,マイクロマウスを作り始めました。そこで初めて作ったマウスで挑戦した「マイクロマウス中部地区初級者大会」で優勝したことが弾みとなり,11月の「全日本マイクロマウス大会」でもフレッシュマンクラス第1位という結果を残すことができました。
この競技は小型の移動ロボットが迷路を走り抜ける速さと知能を競うものですが,大会で勝つためには工夫が必要です。僕も,先輩や友達のアドバイスを聞きながら,昇圧回路を組み込んだり軽量化するためにプリント基板を使ったりといろいろ試しながら開発しました。
マイクロマウスを作ると,ロボットの仕組みが理解でき,ハードウェア・ソフトウェア両方の勉強になるので,真剣に学びたい人にはとてもいい材料だと思います。これからはソフト面にもこだわって,斜め走行ができるマイクロマウスを作りたいと思っています。