現在,自動車は数十個のECU(電子制御ユニット)を搭載しており,メモリ容量が1GBを超える車種もあります。このような車種では,生産コスト中,エレクトロニクス関連部品の占める割合が約3割に達しているといいます。いまや自動車はコンピュータの制御なしで機能しないといえます。近い将来,自動車産業は最大のITマーケットになることが予想されます。
本学科は,2005年にこの分野では日本で初めて設置された学科です。カリキュラムは,自動車工学とマイコン制御を本格的に学び,組込みシステムを実践的にマスターできるように構成されています。実習ではサーキットでのテスト走行にも取り組むなど,本格的,総合的に自動車制御の知識・技術を修得します。
現在,自動車,オートバイの組込みシステムエンジニアは大量に不足しており,自動車産業はこのような技術を持つ人材を強く求めています。卒業生は,自動車関連企業はもちろん,メカトロニクスとの結びつきが強い制御系エンジニアとして,さまざまな分野での活躍が期待されます。
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家庭用電化製品や携帯電話,自動車などには,ある特定の機能を実現するためのコンパクトなコンピュータシステムが組み込まれています。組込みシステムエンジニアは,私たちの最も身近で活躍するこれらのシステムの設計を行い,プログラマを指揮してシステム開発をリードします。
僕は,KCGの情報処理科2年生のとき,次の年の春に自動車制御学科が新設されることを知りました。もともと自動車に興味があったので,年が明けるか明けないかくらいの時期に思い切って両親に相談したところ,「興味があるんだったら挑戦しろ」と言われ,編入学することにしました。
京都駅前校新館の1階が専用の実習スペースになっているのですが,実際に車を触る授業がやはりいちばん面白いです。C言語のプログラミングも楽しかったですね。編入するまでプログラミング言語としてはVisual Basicしか習ったことがなく,また電気に関する知識もほとんどなかったので,新しい発見がたくさんありました。
就職活動は2年生になってから始め,自動車関連の数社から内定をいただきました。4月から入社するダンディライアンレーシングは,レーシングカーの製備などを行っている会社です。当初の希望どおり,自動車関連の職種に就くことができたので,勉強したことを活かしながら高い目標に向かってがんばっていきたいです。