情報処理技術者試験は,経済産業省が認定する国家試験です。対象となる知識・技能によって,下図のように12の区分に分けられ,図中で上の方に示された区分ほど高度とされています。自己の能力レベルを確認できるほか,企業が採用の際に資格の有無を選考基準とする場合もあり,情報技術スキルを客観的に評価する試験として,社会的に評価されています。

職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち,情報技術に携わる業務に就くか,担当業務に対して情報技術を活用していこうとする人を対象とする試験です。
高度IT人材となるために必要な,情報技術全般に関する基本的な知識・技能をもち,実践的な活用能力を身につけた人を対象とする試験です。コンピュータ科学の基礎・さまざまなコンピュータ関連技術・セキュリティ・情報化と経営など,幅広い分野から出題されます。
高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち,高度IT人材としての方向性を確立した人を対象とする試験です。情報システムの設計・開発・運用や,情報技術を活用した経営戦略・情報戦略の立案に関する知識・技能が要求されます。
ネットワークは情報システムの基盤であり,ブロードバンド時代の到来とともに,情報システム全体におけるネットワーク技術の重要性が増しています。この試験は,ネットワークのスペシャリストとして,ネットワークシステムの企画・開発・運用・保守を行う人を対象としています。
基幹業務の効率化と情報のより高度な活用を図る上で,データベースは重要な役割を果たします。この試験は,高品質なデータベースを構築・運用・管理するデータベース分野のスペシャリストを対象としています。
この試験は,マイクロプロセッサやLSIなどを組み込んだエンベデッドシステム(組込みシステム)の設計・開発・運用を担当するスペシャリストを対象としています。ハードウェアとソフトウェア両面にわたる幅広い知識・経験・実践能力が要求 されます。
情報セキュリティ管理は,各組織における基本的な責任といえます。この試験は,セキュア(安定・安全)な情報システムを企画・開発・運用するセキュリティスペシャリストを対象としています。